輪島塗復興協議会の設立について

このたび私たちは、【輪島塗復興協議会】を立ち上げました。

令和6年能登半島地震により、輪島塗に関わる多くの職人や事業者が、工房や道具、仕事の場を失いました。私たちは、この困難を乗り越え、輪島塗の伝統と誇りを未来につなげるために、立場を超えて力を合わせていくことを決意しました。

 ■ 輪島塗復興協議会の目的

輪島塗に関わる事業者・職人・関係者が横断的につながり、情報共有や意見交換を通じて、個々の取り組みだけではなく、輪島塗全体としての復興をめざす方向性をつくっていきます。

交流会や勉強会を通じて、具体的な復興プランを策定し、協力体制を強化、輪島塗の再興とともに、伝統技術を次の世代へと継承していくことを大きな目標としています。

 ■ 活動と体制について

本協議会は、輪島塗の若手の塗師屋や職人が中心となり設立しました。輪島漆器商工業協同組合とも連携し、復興と再生を進めていきます。

主な活動は以下の通りです：

地震で損なわれた輪島塗の生産体制の回復

輪島塗の将来的な発展と持続可能な産業化

技術継承・人材育成のための仕組みづくり

復興支援に関する情報発信・広報活動

今後、このページでは、輪島塗の現状や復興の進捗、協議会の活動内容を発信してまいります。輪島塗に関心のある方はもちろん、震災復興に何か力を貸したいと思っている皆さまにもぜひご注目いただけたら幸いです。

伝統を守り、未来へつなぐこの取り組みに、どうか温かいご支援とご関心をお願いいたします。

輪島塗復興協議会　一同